親知らずの治療
WISDOM TOOTH
親知らずとは
親知らずとは、生えてくる時期が最も遅い歯で、前から数えて8番目に位置しています。上下左右合わせると、全部で4本存在するのですが、全て生えてくるとは限りません。人によっては1本も生えてこないこともある特殊な歯です。
親知らずの抜歯について
親知らずの治療というと、抜歯がメインとなります。一般的にも「親知らずが痛み出したら抜かなければいけない」というイメージが広く浸透していますが、必ずしもそれは正しいわけではありません。なぜなら、親知らずにも「抜かなくて良いケース」と「抜かなければならないケース」の2つがあるからです。
親知らずを抜かなくても良いケース
親知らずが虫歯や歯周病にかかっていなかったり、真っすぐ正常に生えていたりするケースでは、基本的に抜く必要はありません。特にかみ合わせに参加しているような親知らずは、その他の歯と同様に、貴重な天然歯ですので、ケアを怠らず、しっかりと使っていくことが大切です。
また、健全な親知らずというのは、歯を失った際の移植歯として活用することができますので、安易に抜いてしまうのは適切ではありません。
親知らずを抜かなければならないケース
親知らずが以下に挙げるような問題を抱えている場合は、抜歯の必要性が高まります。
・虫歯になっている
・歯周病の原因になっている
・斜めや真横に生えている
・隣の歯を圧迫している
・親知らずの周りや根元に嚢胞がある
・口腔粘膜を損傷している
・虫歯になっている
・歯周病の原因になっている
・斜めや真横に生えている
・隣の歯を圧迫している
・親知らずの周りや根元に嚢胞がある
・口腔粘膜を損傷している
親知らずの抜歯に伴う痛みについて
親知らずの抜歯では、専用の器具を使って機械的に引き抜いたり、ドリルで分割した上で摘出したりします。それだけに、強い痛みを伴うような印象が強いですが、実際は表面麻酔や局所麻酔などを作用させますので、処置の最中に強い痛みを感じることはありません。
帰宅後、麻酔の効果が切れると痛みを感じることがありますが、あらかじめ鎮痛剤や抗炎症薬を処方いたしますので、適宜服用することで痛みを軽減することができます。
帰宅後、麻酔の効果が切れると痛みを感じることがありますが、あらかじめ鎮痛剤や抗炎症薬を処方いたしますので、適宜服用することで痛みを軽減することができます。
抜歯後のうがいには要注意
親知らずの抜歯後は、頻繁にうがいをするのを避けてください。親知らずを抜いた後の傷口には、かさぶたが形成されることで徐々に治癒が進んでいきます。そこでうがいを頻繁に行ってしまうと、かさぶたになる前に血液が洗い流され、いつまで経っても傷口が治らず「ドライソケット」という病気を発症することがあります。
強い痛みを伴い、二次感染などを引き起こす原因にもなりますので要注意です。